更新日 2008年05月01日
グローバリゼーションの嵐の中、昨今日本の国際的地位の長期低落を憂う論説が新聞紙上を賑わわせています。このような時代にこそ、浮き足立つことなく日本の強みである製造業の競争力を磨き続けることが肝要と考えます。
人類の未来を拓く独創技術を生み出し、産業に育てあげることが長期的に日本の製造業の競争力を維持発展させ、我が日本が人類の福祉の向上に貢献する唯一の道であると私は考えています。 革新的成果を生む新材料開発は、単なる学識や能力だけでなく、恐れることなく未知なる物に挑むフロンティア・スピリットや新発見の種を見逃さないセレンディピティが必要不可欠です。ただ未知の大海に漕ぎ出す勇気/フロンティア・スピリットを持つことは容易ではありません。真の勇気と能力を持つものだけが独創技術を生み出すことができるのです。今日、日本で生み出されたカーボンファイバーや窒化物半導体などの産業化に成功した独創技術は、我々のかけがえのない財産です。
しかしながら、独創技術を産業化することは必ずしも容易ではありません。中国の古典の名言に“世有伯楽、然後有千里馬”という言葉があります。独創技術は発明されただけでは、多くの場合すぐに産業化に結びつくことは困難です。我々、ルネッサンス・エナジー・インベストメントグループは、独自の技術の目利きの力を生かし、日本の生み出した無機機能性材料をベースとした独創技術を産業化する触媒として、最初期段階での研究開発への投資、技術開発ベンチャーの創成、技術開発ベンチャーのマネージメントなどを行っております。
株式会社 ルネッサンス・エナジー・インベストメント 代表取締役社長 一本松 正道 |
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